先日、FL Studio という作曲ソフトを購入しました。FL Studio
は安いくせに高性能、触っていてホントに楽しいソフトです。
一方で僕は ACID というオーディオループシーケンサも愛用しており、今後この二つとどうやって付き合っていこうかいろいろ考えました。その際の覚え書きなようなものをココに残しておきます。もしこの二つのソフトに興味のある方は、ちらっと読んでみて下さい。
ACID は「オーディオループシーケンサ」といって、WAVE ファイルを並べて曲を作るタイプのソフトです。
厳密に言えば、これは“作曲”ソフトではなく、アレンジやリミックスを得意とするソフトだと思います。
また、曲全体の長さを指定の秒数にそろえてくれる機能などを鑑みると、ACID
は映像のためのサウンドトラック作りにターゲットを向けているとも考えられます。実際
ACID Planet というサイトでは、「あんたの使ってるACID は、映像が扱えるバージョン? それとも、そうじゃないヤツ?」といったアンケートが実施されていましたし、今の版元である SONY
も「Screenblast MovieStudio」という映像編集ソフトと並べて販売しています。
そういえば、CAPCOM さんの「鬼武者3」でも部分的に ACID が使われていたという記事を CG 関連の雑誌で見かけました。映像のサントラを自分でやってみた方などは、チェックしてみるのも一興だと思います。
こういうスタイルで
ACID は、尺の長い WAVE
ファイルを組み合わせて短期間で曲を作るのに最適です。映像やゲームの BGM
を作るのにこれ以上向いているソフトはないでしょう。僕もそこからスタートしました。また、オーディオのリアルタイム・レコーディングも可能ですから、アコースティック楽器一発録音派の方にもお勧め。
ココが弱いかも (--;)
■ MIDI 機能は未だ貧弱。挙動が不安定になることもあるので、使わないほうが良いかも。
■ コレ↑とも関連があるのですが、凝ったメロディやソロを作ること、それをあとから修正することが苦手です。
■ ↑ということは、あらかじめ大量の WAVE ファイルをストックしておく必要があります。ちょっとお金がかかるかも。
僕は23ギガほど用意していますが、まだちょっと不安ですね。
■ VSTインストゥルメントは使えますが、VST エフェクトは使えません。買い足すときは、DXi のエフェクトを!
FL Studio は一般的な MIDI
シーケンサですが、かなり使えるサンプラー、バーチャルアナログシンセなどが豊富にバンドルされ、他のソフトと比較しても決して見劣りしない優秀なソフトです。たま〜に「ACID で使うループを作成するためのソフト」みたいに紹介されていますが、別にそうではありません(^^;)。単品でも非常に強力な機能を持っています。
さてその特徴は、ユニークにして快適な操作性です。特にオートメーションなんかはハマると超楽しいですよ。
こういうスタイルで
ひとたび Cubase
のような高級品を見てしまうと、どうしても性能が低く見えてしまう
FL Studio。ではその特徴は……。
1)せまい画面でも快適に使える画面設計がナイス。ノートPCでもぜんぜん平気。
むしろ、高すぎる解像度の画面だとかえって小さくて見づらい。
2)軽いくせにいい音がする。FL Keys のピアノなんか、使ってて泣けてくるほど。
3)フレーズ(パターン)をキーに割り当ててリアルタイムで組み合わせられる「ライブモード」がある。
3)ジョイスティックやマウス、様々な MIDI
コントローラでフィルタ開閉やスクラッチ、エフェクト等を
リアルタイムにグリグリいじって遊べる。さらに、そのレコーディングも可能。
前述した“操作性”にフォーカスしますと、FL Studio
は、「DJが楽器として使う」というコンセプトが見えてきます。
FL Studio
を使う方はおそらく、「楽しい!」とか、「見た目がカッコいい!」という印象をお持ちになるでしょう。ノートPCに詰め込んで、フロアを揺るがすグルーブ(と、カッコいいルックス)をもって、クラブでモッテモテというのが理想なのです。
で、その準備のために色々細かい作業ができるようになっているとも考えられます。ほとんどのエフェクトも自前で賄えますしね。
ココが弱いかも (--;)
■ 低価格帯のソフトなんですから当たり前ですが、本格的な作曲をしようとするといつか痛い目に遭いそうです(^^;)
■ VSTi ホストとしての性能は非常に高いのですが、一点だけ気になることがあります。それは、VSTi
に対しては、「スライダ」という強力なポルタメント機能が使えないことです。楽器系プラグインを買うときはまず FL Studio
専用の物があるかを調べ、なければ VSTi
版を買うというスタイルが無難でしょう。
■
何と言っても英語版であること自体がネックです。たとえ日本語版を買っても、オンラインヘルプ、チュートリアル、おまけソングの解説(←すっげぇ役に立つ)、生涯無料アップデート保証の手続き、ユーザフォーラムなどは皆英語ですから、かなりの根性を要求されるでしょう。
何を以って資産とするか。ちょっとしたアイデアです。
■ 僕は音楽友達のT君と、できるだけ共通の VST / DXi
エフェクトプラグインを買うようにしています。種類が同じなら、ホストに違うソフトを使っていてもパラメータファイルを共通で使えて便利ですよ。またホストを乗り換えてもそのまま引き継げますし、ACID
と FL Studio
で共通のエフェクトをかけるなんてこともできますので、投資だと思って良いもの(WAVESとか)を買っておくと良いでしょう。
■ なんといっても重要な資産になるのは WAVE
ファイルです。WAVE
データは、いつなんどき便利な使い道が登場するかわかりませんから、念のためバックアップをとることもお忘れなく。
■ やっぱりサウンドフォントですよ(関連記事)。最近見つけたんですが、下記のリンクにもいっぱいあります。会員になる前はダウンロードできる量に限りがあるので、注意書きをよく読んでね。
http://www.homemusician.net/
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