波形編集ソフト「Sound Forge XP (Sound Forge Studio)」

■ 注意 ■
 この記事は、06/26/2003 09:13:04 にアップされた古い記事です。
 記録として記事を残しておきますが、現在はかなり状況が変わっている可能性があることを
 あらかじめご了承ください。

 それから、筆者の環境で ACID Pro 4.0f 以降、ACID Pro5 において、曲を作る際に
 SoundForgeXP(SoundForge Studio)に付属のエフェクトを呼び出すと、「ピッ」とか「ブッ」とか
 ファンキーな電子音が鳴り出す現象を確認しました。(^^;)。技術的な検証はしていませんが、
 それらのエフェクトを外すと直ったため、おそらく対応ビットレートやヘルツ数の問題だと思われます。
 高いほうの SoundForge なら、こういったことは起こらないと予測します。

 また参考までに、WAVES の DXi エフェクトではそのようなことは起こりませんでした。

 SoundForge Studio は現在日本での正規の販売はされておりません。また今後は SoundForge の
 廉価版にあたるソフトはリリースされないかもしれないので、適宜 SoundForge (高いほう)か、
 新しい波形編集ソフトに移行されることをお勧めします。
 

 


「Sound Forge」シリーズは、Wave ファイルや Ogg Vorbis 等の PCM 音声ファイルの編集を行うソフトです。

親分は6万円ちかくする製品だけあって強力な機能満載なのですが、案外その廉価版である「Sound Forge XP (後に Studio Forge Studio に改名)」も使い勝手がよくてお勧めです。というわけで僕もメインにこのSound Forge Studio を使用しています。

( Sound Forge シリーズの詳細は、こちらで調べられます。 http://www.hookup.co.jp/software.html )

Sound Forge シリーズの操作は一般的な波形編集ソフトと同じですから「GoldWave」のように操作に手間取ったりすることはないでしょう。また最初から Ogg Vorbis 形式のファイルの読み書きが可能です。

個人的な感想ですが、Sound Forge はリアルタイムレコーディングに強く、かなり長い曲を録音してもまず落ちることがありません。僕はこれだけでも、導入した価値があったなぁと思います。

 

ここでは、Sound Forge Studio を使って、以下の機能を説明します。

  1)音量を上げる

  2)ACID 用のループ情報を書き込む

  3)Ogg Vorbis 形式で保存する


1)音量を上げる

 

筆者の場合、音量を加工するのは次の2工程です。

 A) ピアノをレコーディングするとき

 B) 完成した曲を、Ogg Vorbis に変換する直前の、マスタリング時

 

A)について

僕は大抵ピアノをレコーディングするときは Sound Forge Studio を使用します。

メトロノームを聞きながら手弾きし、それをライン録音するというアナログ手法(^^;)。

さてこのような場合、録音した音の音量が均一でなくなってしまうことが多いので、いくつかの手法で一定の音量まで持ち上げてやります。

イントロ、ソロ、Aメロ、とパートごとに録音してそれぞれにノーマライズをかけると、全体を通して均一な音量で仕上げることが出来ます。これは歌、生ギターなどのアナログ楽器に有効でしょう。

 

B)について

ゲームや映像の BGM は、シナリオに応じてディレクターやプログラマが音量を変えるのが普通です。となると、BGM 屋さんが提出する曲は、音量が均一にしてある方がよいことになります。フェードアウトしている最中に急に曲の音量が上がったら困りますものね。

Pianos DauGe では、どの曲もだいたい -1.5 db を基準にしています。……いや、それほど上手く行ってないんですが(^^;)

 

 

加工しよう

まずはじめはノーマライズ。音量が小さいときにお勧めです。

音質が変わらない程度に目標の音量(ここでは-1.5)まで平均化してくれます。

お次はダイナミック。僕は大体下図のようにして使っています。

Ratio は 4対1、Attack は0.0 でほとんどのケースはOKです。リリースは曲のテンポによって変えてゆきます。

Dynamics を使うことで小さい音量のところは大きく、大きすぎる音量のところはカットされて扱いやすくなります。Sound Engine ではリミッタ→オートマキシマイズでこれをやると楽チンです。

 

そしてボリューム。ダイナミックを使っても音圧があがらなくなってきたら、こいつで 3db ほどアップした後でさらにダイナミックを使うと良い場合があります。

 3デシアーップ!

割れることがあるので、やりすぎ禁物です。(^^;)

 

これだけでも覚えておくと便利ですのでぜひお試しあれ。

 

これらの技術は、元レコーディングエンジニアのT君に教わりました。どうもありがとう!

なおこの WEB サイトには、レコーディング用の大変有益な情報が載っています。エフェクトなどを詳しく知りたいときはぜひ行ってみてください。

http://ottotto.com/sound/index.html

 


2)ACID 用の情報を書き込む

Sound Forge は ACID と同じ会社の製品ですから連携プレーもお手の物。

特にループ情報を書き込むことができるというのが魅力です。はじめから「この音声ファイルはループ形式で、16拍だよ」とか、「これはワンショットだよ」と設定できるのです。

すごく面倒なのですが、これをやらないと後々 ACID でもっと面倒なことになるので(^^;)きちんとやっておきましょう。筆者は WEB から音声ファイルや効果音をダウンロードしたときに、必ず全部ワンショットにするようにしています。

メモ:お値段が高いほうの Sound Forge は、こういった加工のバッチ処理(連続処理)ができるようです。

メモ:ループ情報処理は、たぶん WAVE 形式のファイルの加工にしか使えないと思われます。

 

ちょっと話がそれますが、Sound Forge シリーズをインストールすると、ACID のエフェクトが増えるのでお買い得です。各エフェクトのユーザー設定パラメータも自動的に共有できます。つまり「ACID で作ったリバーブのパラメータを Sound Forge で使う」なんてことができるのです。その逆もね!!


3)Ogg Vorbis で保存する

今回は Gold Wave のような面倒なことはありません。普通に Ogg 形式を選んで保存するだけです。


 

あ〜、なんかこの記事を書いていたら Sound Forge の高いほうが欲しくなってしまいました(^^;)

でも高いほうのウリである「Sound Hammer」機能は、どうも Sound Engine の「オートマキシマイズ」に似ている気がするので、いらないかなぁ……。

Sound Engine については、別ページでちょっと触れようと思っています。

 


[ B A C K ]


Page Access :