sfz(フリー版) はサウンドフォントを読み込んで再生する VST インストゥルメントプラグインです。
僕も長年愛用しており、最近では SONAR に搭載されたみたいで日本でも愛用者が増えているみたいですね。
参考までに、こちらの文章もどうぞ。
ACID で SoundFont を使う 〜 VSTi プラグイン sfz の勧め 〜
FL Studio でマルチティンバー音源を使う & KOMPAKT と Sound Font の意外な使い方
今日は僕の経験上、コレは覚えておいた方が良いかな、という情報を書いておきます。
sfz はちょっと、メモリーを食うかもしれないよ、という話です。
なお、ここでは sfz フリー版について記載しており、シェアウエア版はこういったことは起こりません。
まず初めにサウンドフォントの構造から見てみることにしましょう。僕も専門的な部分は分からないのですが(^^;)、さすがにコレくらいなら……。
サウンドフォントは“.sf2”という形式のファイルの中に、1つのバンク、複数のインストゥルメントを持っています。

インストゥルメントの数には制限が無いらしく、1つのバンクの中に1つしかインストゥルメントが入っていないものもあれば、GM 音源全部入りなんてものもあります(^^;)


インストゥルメントの数が多ければ多いほど、ファイルのサイズは大きくなる、と思って大体間違いないでしょう。当然、各 .sf2 ファイルのサイズは決まっておらず、非常に小さいものもあれば、大きいものだと 500MB を超えるものもあります。
sfz フリー版の最大の問題点は、「バンクを丸ごと読み込んでしまう」という点にあります。
これは、“あるファイルのバンクの中にある、ピアノの音一個だけ使いたい”といったケースでも、そのファイルを丸ごと読み込むだけのメモリが必要になる、ということなんです。
KONTAKT や HALion、いわゆるソフトサンプラーで SF2 に対応しているものを使用している場合、これはまったく問題になりません。なぜなら、ほとんどの場合バンクの中から個別のインストゥルメントだけを読み込めるように出来ているからです。

例えば、僕が愛用している KOMPAKT では、複数のサウンドフォントファイルから個別にインストゥルメントを読み込めるので、一度に大量のサウンドフォントファイルにアクセスしても、特に問題はありません。必要なのは“インストゥルメントの個数分のメモリ”だけです。
しかし、sfz でコレをやろうとすると大変です。100M のサウンドフォントファイル3つから、それぞれピアノ、ベース、ドラムだけを使ったとしても、メモリは 300M 必要になるのです(^^;)
作曲ソフト FL Studio では、sfz を複数起動し、サイズの大きなサウンドフォントを読み込ませると、時々メモリが足りなくなることがあります。
「ヘイ、そのおんぼろマシンにもうちょっとメモリ喰わせてやんねぇと、これ以上サウンドが読み込めないぜ(英語)」とか言われます(^^;)
必要なのは楽器三つだけだったりすると微妙に悔しいです。
じゃあ素直に別なソフトサンプラー使えよ、という気もするのですが、僕はどうしても sfz を手放せないわけがあるのです。
それは、僕が愛用している楽器のサウンドフォントファイルが、sfz 以外では正常に読み込めないからなのです(^^;)
サウンドフォントにはどうやら様々な“方言”があるらしく、KOMPAKT、Fluty Soundfont Player、DirectWave などでは読み込めないファイルがたまに存在します。そんな中、なぜか sfz はすんなり読んでしまうのです。今までいろんなサウンドフォントを試しましたが、このようなことは sfz だけは起こりません。
おそらく rgc 社のサウンドフォントプレイヤーは性能が高いのでしょう。ほとんどのサウンドファイルはうまいこと動くのであんまり神経質になる必要はありませんが、覚えておいて損は無いと思います。
以上のことを踏まえて、ホストからサウンドフォントをコントロールしたいときはどういう点に注意すべきかを列挙します。
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