作曲ソフト ACID(ここでは ACID pro 4.0f) は、VSTi プラグインを使うことで音源を拡張することができます。
VSTi はいわゆる“ソフトシンセ”というヤツで、MIDI 情報を受け取って音を出すパソコン用の MIDI 音源です。最近はフリーですげぇいい音のするアナログシンセあったりしますから、皆さんもきっといろいろ活用されていることと思います。
ACID pro は 4.0f にアップデートした際 MIDI 周りがかなり改善されて、ベロシティやピッチベンド等もマウスでサラサラッと書くことができるようになりましたし、僕もそろそろ MIDI 大嫌い病を克服して(^^;)、ACID で MIDI を使ってみようかな〜と思っていた矢先に……。
すごくいいものを発見しました。
今回は、「sfz」という VSTi プラグインをご紹介します。

「sfz」は、「サウンドフォント」というサンプリングデータを鳴らすことのできる、フリーの VSTi プラグインです。
「サウンドフォント」というのは、サンプラー用のデータフォーマットで、割と古くから存在しているもののようです。フリーで配られているものも沢山あり、中にはスタインウェイのピアノとか、GM対応のほとんどフルキット音源とか、びっくりするようなものも存在しています。
というわけで、サウンドフォントプレイヤー「sfz」を ACID に組み込んであげると、かなりいい音の MIDI 音源が無料で手に入るよ、という話題です。ちょうど、HALion に GIGA フォーマットのデータを読ませるような感覚に近いです。
また、ココで紹介するテクニックは VSTi に対応しているソフトであれば ACID でなくても使うことができるはずです。
では目次です。
1)サウンドフォントをダウンロードする
2)サウンドフォントプレイヤー「sfz」を
ダウンロードし、ACID に組み込む
3)「sfz」にサウンドフォントを読み込ませ、MIDI
音源として使う
これだけです。では実際にやってみましょう。
直リンクで申し訳ないのですが、僕はココのリンク集からサウンドフォントを探しました。
http://timidity.s11.xrea.com/link.htm#soundfont-j
僕にとって必要なものは全部ココで見つけることが出来ました。
中にはサウンドフォント専用圧縮ファイルで配布されているものもあります。上記リンクから解凍方法も調べられますので(これもフリーのソフトで可能)、がんばって探して下さいね。
ここにあります。赤い字で「VST」と書かれているところをクリックしてください。
http://www.rgcaudio.com/sfz.htm
このページの下のほうにFAQがあり、そこに細かいことが全て記載されていますので必ず読んでおきましょう。翻訳の際には、このページが役に立つかもしれません。
で、この sfz を適当なフォルダに展開します。ACID の VST 用フォルダを決めている方はそこに展開すると良いでしょう。
「sfz.dll」というファイルが、ACID のプラグインに認識されていればOKです。
ACID のメニュー「Options」→「Preferences...」にあるこのダイアログで設定できますね。

別になんてことはありません。Insert Soft Synth... コマンドで sfz を起動してあげればよいだけです。

同時に鳴らせるプログラムは一種類ですが、sfz 自体を複数起動すれば問題ないでしょう。
なお画面では MODE、POLY、QUALITY が全て最高に(負担が高い設定に)なっていますが、これは僕の PC が音楽専用(CPU 3GHz、メモリ 1GB )だからであり、あまり一般的な設定ではありません。この辺はFAQを参照しながら、お使いの環境に合わせて変更してください。
ちょっと注意点です。
・レイテンシー問題
今回のケースの場合、リアルタイムレコーディングはレイテンシーが非常に大きくて無理でした。
しかし、ステップ録音/再生に関しては問題ないと思います。WAVE
ファイルとの同期も普通に出来ました。
・シェアウエア版の sfz もある
当然こっちの方が機能が上です(^^;)。まあココでご紹介するのはフリーソフトですからね。
僕はバッキングに使うだけですからこれで十分でした。
なお、フリー版の場合にはメモリに関して若干の注意点がありますのでこちらも参照してください。
VSTi プラグイン sfz(フリー版)とメモリの関係
・解説書がほしい
ACID 自体の設定や VSTi
周りの設定についてより詳しく知りたい方は、リットーミュージック「ザ・ベスト・
リファレンス・ブックス ACID
Pro」を参照すると良いかもしれません。
この本ではサウンドフォントを DLS
にコンバートする方法が紹介されています。
いやぁ、Awave 買わなくてすんでよかった(^^;)。
各製作者、ホームページ管理者の方に心から感謝の気持ちをささげたいと思います。
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