『撃チテシヤMa'am』 作品紹介ページ


撃チテシヤMa'am

撃チテシヤMa'am(うちてしやまむ)は、2006年夏にリリースされて好評を博した同人シューティングゲーム「Visionary Wings」のオリジナルサントラです。

全29曲、うち書き下ろしボーカル曲を1曲収録し(2005年収録)、非常にボリュームのある作品になっています。

なお、試聴データはブログのほうに用意してありますのでご参照下さい。

  

曲リスト

ねこみみのかけら
ロゴ画面の曲。できれば続編でも使い続けたいところです。
Visionary Wings
カレンの立絵が表示される画面の曲。
Diving-Link System
最初のコンフィグ画面の曲。
Moon Stealer
クリス道中の曲。一発目ということもあって、ピアノとドラムを打ち出すことを高らかに表明してみたりして。
Chris〜月下盗賊〜
クリス戦闘モードの曲。最初はクリスの弾幕に度肝を抜かれたものでした。
[ Stage Clear ]
ステージクリアの曲。慣れてくるとここは10秒くらいで通過してしまうのですが、ユーザの方がどれくらいの間この画面に逗留するかわからないので、実に1分半くらいの曲を作っています。でもシステム上30秒でここを抜けてしまうので(^^;)普通は最後までこの曲を聞くことはできないはずです。
Cross And Grave
プリエーレ道中の曲。後半の英語のセリフは、結構きわどいことを言っています(笑)。
Priere〜十字架とお墓〜
プリエーレ戦闘モード。明るくて穏やかな曲ですが、押し付けがましい修道尼さまのコミカルな感じを出しています。
Tree Of Chaotzu
リン道中の曲。非常に奇妙な、人を不安にさせるような音を使っています。
10 Rinn〜伝説の餃子の木〜
そこで待ち合わせをすると意中の人と餃子が食べられるという伝説の(以下略。(^^;)
この曲で使われている胡弓の音はフリーのプラグインを使っているのですが、非常に音がよくて気に入っています。
11 [ Game Over ]
この辺で死んでしまうと流れる曲。実は、エンディング曲はかなり種類があるのですが、皆さん全部聞けましたか?
12 Dustcart
ヘンリエッタ道中の曲。この辺から中ボスが現れたり、攻撃が凶悪になってきますよね。
13 Henriette〜掃除機〜
ヘンリエッタ戦闘モード。開発当時「私は帰りません」というサブタイトルが付いていた曲で、とても気に入っています。初めてヘンリエッタのグラフィックがあがってきたときにはその可愛さに感動したものですが、どっこいコイツの弾幕の凶悪なことといったら(^^;)
14 [ Normal Ending ]
ただ普通に遊んでいるだけだと、ここにたどり着いてしまうというエンディングの曲。これで終わりではないんだよ、ということを強調するために、しっくりいかない音で終わっています。
15 Gospel-Pusher
マグダレーナ道中の曲。教会っぽい音を元に、奇妙な電子音を混ぜています。
16 Magdalene〜祈り〜
マグダレーナ戦闘モードの曲。同じく曲会をイメージした曲です。お気づきかもしれませんが、この曲のラストはバッハの“トッカータとフーガ”のラストをアレンジしたものです。
17 [ Bad End ]
惜しいところで力尽きたときの曲。ハープシーコードの音を使うときはトリルがポイントです(笑)。
18 Knight's Morality
エイダ道中の曲。あまり僕らしくない曲も作ろうと思って、シンセリードを前面に押し出しています。ちょっとオーバーハイムっぽくてお気に入りの音です。
19 Ada〜騎士道〜
エイダ戦闘モードの曲。実はこれ、10年ほど前に僕が組んでいたインスト・バンド向けの曲で、実際にライブでも演奏したことのある曲なんです。銀行のATMに並んでいるときに、「しまった! 今月の家賃、まだ払ってないぜ!」と いうことを思い出した瞬間にひらめいた曲で、「Pay For IT!」という名前でした。(笑)
20 Sweet Confectionery
フェレス道中の曲。初めてお菓子の国の背景を見たときには、その美しさにため息が出ったけなぁ。とにかく楽しい曲にしてみました。中間のオーボエソロが非常に気に入っています。
21 Feres〜Meo, Meo, Feres お菓子の国で〜
フェレス戦闘モードの曲。「にゃーお」という音を使ってください、という指示が来たのでホントにそうした曲(^^;)。可愛らしくて女性的な音を目指しました。サビはご存知、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」。僕はこの曲が大好きで、クリスマスパーティーなどでよくアレンジして弾いていました。
22 Twinkle Darkness
ノーチェ道中曲。これも、ずっと昔から温めていたかなり古い曲なので、世に出せてよかったです。
23 Noche〜眩しい闇に誘われて〜
ノーチェ戦闘モードの曲。ダグラスさんは、この曲を聞いてノーチェの弾幕デザインを決定したんだそうです。僕のメモ帳には楽譜や歌詞がたくさん書かれていますが、彼のメモ帳には 、美しくも凶悪な放物線が(笑)山ほどか描かれているんですよ。
24 Pumpkin Attack!
とにかく変な曲を作ろうと思って作った曲。コミカルなハロウィン・パーティのようなイメージです。
25 Irma〜かぼちゃのお化けがやってくる〜
イルマ戦闘モードの曲。ラストの歌曲と連動したBGMになっています。神楽さんにとってハロウィンはコミケなんかよりもよっぽど大事なイベント。かぼちゃ画像にも気合が入っていましたね。
26 Reprise
ルプリーズ戦闘モードの曲。もともと全員の曲をアレンジしたメドレーになる予定だったのですが(理由わかるね?)あまりにも収拾が付かなくて新曲を作ることに(^^;)。
27 Fleya
フライヤ戦闘モードの曲。ハープシーコードを使ってシンプルに作っていますが、いざ弾くとなると結構難しい曲です。
28 [ The End ]
真のエンディング曲。

よく聞くと、Pianos DauGe で配布しているBGM002が入っていますが、実はこれは僕が昔、大切な人に書いた曲だったのです。悲しい思い出と共に封印してしまったせいで全てのパートを思い出すことができないのですが、過去の全て を受け入れ、Visionary Wings に全力を注ぐという決意の元、この曲を使いました。

色々思い入れのある沢山の曲を書きました。このサントラを作れて、本当に良かったです。(^^)

  
 
29 シュバルツバルトは黒い森
むかしむかし。あるところに、小さな村がありました。

森のそばにあるその小さな村には、十四年に一度の“災厄の年”に、村で一番若い娘をいけにえとして森に捧げるという掟がありました。その年にいけにえに選ばれたのは、まだ四歳の少女でした。

村の誰もが少女とその両親を不憫に思いましたが、掟には逆らえず、どうすることもできません。少女は満月の夜に森の奥深く禁じられた地につれてゆかれ、そのまま森に捧げられました。


そしてそれから十数年が過ぎたある冬。

狩りに出かけた村の若者達が神隠しにあうという出来事が起こりました。

こつ然と消えた狩人たちを探すために森に踏み込んだ男たちも、みな誰一人として帰っては来ませんでした。

やがて村から男たちが少しずつ居なくなっていき、女子供と、年寄りだけが残されてゆきました。このままでは村は絶えてしまいます。恐ろしくなった村人達は勇気を振り絞って山狩りをすることにしました。

森の奥深く、禁じられた場所まで恐る恐る踏み込んだ村人達が見たものは――。


果たして、魔女でした。

累々と横たわる男たちの屍骸の上に立ち、月明かりを背にこちらを見つめています。透けるように白い肌、金色に輝く髪、草木の汁で彫った刺青に血染めの口紅を引いたその姿は、女衆でもぞっとするほど美しく、また悪夢のように恐ろしい気配に包まれていました。

そしてそれは間違いなく、森に捨てられた少女でした。少女はいみじくも森に愛され、護られていたのです。

誰もが魔女の姿に――息をするのも忘れて――その美しさに見入っていました。だから、自分達を取り囲む、人の背丈ほどもある大きな獣たちが牙をむいていることにさえ気がつきませんでした。
 
月影が魔女の姿を漆黒に染めたのを合図に、森は村人達に襲いかかりました。

そう、狩人たちもこうして魔女の美しさに心奪われ、弓を番えることも忘れて、けものに食い殺されたのでした。
 
 
その後しばらくして、村には誰も居なくなりました。

その少女はどうなったのかも、もう誰にもわかりません。
 

    

あとがき

 僕はねこみみのかけらに参加して Visionary Wings の曲を、そして撃チテシヤMa'amをリリースできたことを本当に幸せだと思っています。

 ショップ委託などが始まったら、ぜひ皆さんもお手にとってごらん下さいね!


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